「虐殺器官」読んだよ

映画公開に先駆けて、待ち切れずに「虐殺器官」の原作小説を読み終えてしまった。

PCから見ると、イキナリグロい特報動画が流れるので、ご注意を→虐殺器官:公式サイト

冒頭からすごいけど、最後の方は鈍器で頭ぶん殴られるぐらいの衝撃の連続。
早逝の作家さんで、著作は極々少ない。

構造主義の入門本を何冊か読み終わった後だから、尚更凄さが分かる。
構造主義そのものでなく、そのヒントとなった言語学。

何度もマーカーで線を引きたい文章に出逢ったけど、紙本はきれいなまま保存しておきたい主義だし、マーカーを取り出す手間より先を読みたい衝動が勝った。

言語は思考を規定するか−−−
言語は現実を規定するのか−−−

良心とは何なのか−−−
なぜ虐殺が起こるのか−−−

そして明らかになる大国のエゴ

これは「罪」の物語。

会社を辞めた理由の一つに、「罪悪感」があった。

途上国と呼ばれる国へ、先進国向けの最新の技術を載っけたモノではなく、一世代旧式の減価償却の終わった安いコンポーネンツを載っけた製品を売っていた。
そうでなければ、高過ぎて現地の人には買えないからなんだけど、旧式は旧式なりの性能しかない。
そうやって、「途上」である国を「先進」国のような消費社会に変えていかなくてはならない意義が分からなかった。

そんな疑問を口にすると、「どうせ売れるんなら、他社より自社の製品が売れたほうがいいでしょ」と。

マーケットとしてしか見ていない。
その商品を買う人の、その先の「幸せ」の形なんて知ったこっちゃない。
オカネになるから。ただそれだけ。
(創業者の頃から、社会インフラには関わらないのが、モットーだったみたいだし)

フロンティアを見つけないと成長できない資本主義。
次は、どこを焼き尽くそうか?

そんなやり方に反吐がでる。
そんなやり方の上で成り立つ世界に生きてる自分が、どうしようもなく許せない。

仕事のため
家族のため
生きるため

様々な言い訳で覆い隠されて、麻痺させられる罪。

社会にうまく隠蔽された罪。
誰からも責められない、から、贖いようもない罪。

これはそういう罪の物語。

9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション。
Amazon内容紹介より

ちなみに自分はこの↑イラスト表紙のではなく、映画の前売りチケットの特典で付いてきたクリアファイルと同じイラストの表紙の方を買った。
クリアファイルはこれ↓ね。違うものもいっぱい写ってますが(笑)

ミリタリー小説/映画好きな人ならなんてことないと思いますが、グロ苦手な人にはオススメしません。
映画を見る前に先に原作読んどいてよかったー。スプラッタ耐性ないので、映画を見終わった後は数日、悪夢にうなされそう。

はー、2月3日の映画公開が楽しみだなー♫

あ!!今日、次の点滴の予約、2月3日に入れてきちゃった!!!!orz

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